長寿を目指そう!バターの代わりに積極的に食べたいアボカド

2020年2月8日食べもの

長寿を目指す人、そして高齢者に積極的に食べてほしいものは何でしょう?

先に答えをいってしまうと。
それはアボカド。(写真はアボカドと卵のガレット)

「森のバター」といわれるアボカド。
日本名は鰐梨(ワニナシ)というそうです。
ねっとりした果肉は甘みや酸味はなく、クセのないお味。
森のバターといわれるゆえんは、果肉の脂肪分がなんと20%近くもあることから。
植物性脂肪とともにタンパク質も含まれているので、血液や血液に働きかけてくれます。

だったら、脂肪のとりすぎなんじゃないの?という心配する声が聞こえてきそうですが、ご心配なく。
この脂肪分は血液をサラサラにしたり、コレステロールを減らす作用がある不和脂肪酸が主体です。
よって、動脈硬化を心配する人も安心して食べることができます。

また、20種類以上のビタミンが含まれ、なかでも「若返りのビタミン」とよばれるビタミンEが豊富。
ビタミンEは女性ホルモン・エストロゲンの分泌を高めることから、アンチエイジングにも関係し、美肌作りにも欠かせません。

ミネラルも灰分、カリウムなど14種類を含んでいます。
なかでもカリウムの含有量が多く、これは血圧を下げる効果も。
※体内の余分なナトリウムをカリウムが体外に排泄してくれるから。

便秘でお悩みの人には、食物繊維を多く含むののが嬉しいですね。
毎日2分の1程度、食べていれば、腸が刺激されて、便通が改善されるといわれます。

■アボカドはフルーツだった

アボカドの原産国はメキシコと中央アメリカ。そして、東南アジアでも収穫されます。
現在、通年ででまわっていますが、盛りは初夏といいます。

このアボカドが世界に知られるようになったのは、19世紀末のアメリカ。
この地で栽培されはじめたのです。

フルーツ特有の甘みがなく、どちらかというと野菜に属するようなアボカドですが、実はフルーツ。
ベトナムではちゃんとフルーツとして扱われ、アボカドを2つに割って種を取り出すと、種が入っていた穴にコンデンスミルクを注いで食べます。

一度、ホーチミンでこの組み合わせを試してみましたが、ねっとりとした果肉が濃厚なミルキーな甘みのコンデンスミルクに凌駕されました。
なんというか、新しい触感の練乳ケーキを食しているようで^_^

日本ではこういう食べ方しませんよね。サラダやディップや手巻き寿司の具、裏込してビシソワーズ風のスープとして用いるのが一般的ですもの。

コンデンスミルクを注いで食べるのにはちょっと抵抗がありましたが、「百聞(見)は一食にしかず」で、実際口入れてみめと、半個を平らげてしまいました(^^ゞ

■アボカドの皮でマッサージ

なんだかいいことづくめのアボカドですが、食べること以外ではこんな使い方も。

アボカドをいただく時、皮にまだ少しアボカドが残っていると思います。
これを捨てないでください。

顔に果肉がある方をまんべんなくこすりつけて軽くマッサージ。
蒸しタオルか、お風呂など、スチームのある空間がベストですが、肌にこの果肉を浸透させるとお肌はピカピカに。
足の裏やかかとに使ってみるとのも良いですよ。

ぜひ、食べ終わった後のアボカドで試してみてください。