吉備津神社近くで雑穀のキビを味わえるキビ団子

2017年1月26日食べもの

写真はきび団子。
吉備津神社神社近くのお店で求めたもの。

岡山銘菓のきび団子ですが、最近は求肥を用いたものが多く雑穀のキビを用いたものは少ないのですが、こちらのお店のものはキビが入っているということで、購入。

きびだんご1

雑穀のキビは日常でほぼ単体ではたべることはない雑穀。
日本雑穀協会によるとキビは

中央アジアなどが原産地で、ヨーロッパには石器時代に伝わり、18世紀にヨーロッパからの移民がアメリカに伝えた。日本においても古くから栽培されていたが、古代の記録にはないため、あわ、ひえ、稲よりも遅れて伝来したと考えられている。

見た目どおり、“黄実”が語源でキビと呼ばれるようなったと言われるが、品種により白っぽいものや褐色のものもある。
生育期間が短く、乾燥にとても強く、収穫も手間がかからないが、鳥害を受け易いので工夫が必要。

北海道から沖縄まで全国で栽培され、ほとんどがもち種となっている。 栄養価としては、ビタミンB1、B6、亜鉛、ナイアシンが豊富であり、黄色い色素はポリフェノールで抗酸化性に優れている。
小粒な雑穀としてはコクや甘みが強く、冷めてからも、もちもちした食感が残る。

とのこと。

日本人の主食はお米をはじめとする穀類ですが、雑穀は古くから日本人の健康を支えてきたものといってよい存在。

キビで作られたキビ団子は桃太郎の鬼退治のお供として知られています。

鬼退治に行く際、お餞別にキビ団子をもらい、鬼ヶ島へ行く道中、出会った犬や猿、キジにキビ団子を与えて、家来にして、戦いに勝利し、故郷に帰って、幸せに暮らしたというお話です。

日本で語り継がれる昔話にキビ団子が登場するあたり、昔から雑穀のチカラは信じられていたのでしょうね。

吉備津神社近くのお店で購入したキビ入りのキビ団子ですが、求肥タイプにくらべて、弾力に富み、しっかりと「お団子らしさを食べた感」満点でございました。

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