沖縄ではカキ氷のことをなんと呼ぶでしょう?

食べもの

すでに暑い夏です。
「暑い」という言葉を発すると怒られそうなほど、日本の夏の暑さは容赦ありません^^;

というわけで、暑さに涼をよぶため、冷たいものを食べたくなりませんか?

暑い時に食べたいものの中で、みなさんは何がお好きですか?

「カキ氷」と答えた人も多いのではないかと思います。
夏に食べたいもののひとつですよね。

最近ではカキ氷についてのガイドブックもいろいろ登場しています。
かき氷を好む人のことを「カキゴオリスト」と呼ぶのだとか?

さて、スイーツ界のTUBEもしくは広瀬香美と呼びたいカキ氷ですが、沖縄で何と呼ばれているかご存じでしょーか。

それは「ぜんざい」。

「ぜんざいって、小豆を甘く似て作られる」温かいアレですが、沖縄ではカキ氷のことをぜんざいと呼ぶのです。

この「ぜんざい」とは、沖縄では一般的に氷菓を指します。
黒糖で甘く煮た金時豆にカキ氷をかけたものです。

もともとは「あまがし」(緑豆と大麦を甘く煮て冷やして食べていた)といわれ、戦後から金時豆で作られるようになったそうで、やがてカキ氷をのせて食べるようになったといいます。

本土では、細かく砕いた氷にシロップをかけたり、白玉やフルーツをトッピングして食べるものをカキ氷ですが、沖縄の場合はぜんざいの上に砕いた氷をのせるというわけですね。

上の写真は那覇市内のカフェでいただいた「ぜんざい」。
4月に旅した時のものですが、東京では夏以外、めったに食べられないカキ氷が定番メニューにあることに感動しました。

パウダーのように細かいカキ氷とぜんざいと白玉。
沖縄の甘味にはじめてふれたような気がしました。
このお碗もいい味出してます。

実は小豆と一緒に食べることはとても理にかなっていること。

小豆は食物繊維が豊富。
ごぼうやしいたけなどよりも、はるかに食物繊維を含んでいます。

そして成分の約60%が糖質、20%がたんぱく質。
たんぱく質の中でも、リジンを豊富に含んでいます。
(小豆と炭水化物を組み合わせると、アミノ酸のバランスが取りやすくなる)。

また、ポリフェノールも含み、それは赤ワインや煎茶以上。

さらには、コレステロールや中性脂肪の生成を抑えるサポニン、ビタミンB群、カリウムや鉄なども。
利尿作用があるので、むくみや、だるさの改善にも。
ってことは、夏バテにもおすすめの食べものなんですね。

郷土料理はその土地と密接に関わっていますが、南国の沖縄でもその気候にあう食べものが伝えられているんですね。