猫好きが考案。猫を飼うといいコトあるマンション

2016年2月17日ライフスタイル

記事のタイトルは猫好きの友人によるアイデア。

広島在住のその友人は外猫10匹、内猫2匹を飼っている猫好きの女性。
その彼女が将来、経営したいと考えているのが通称「猫マンション」。

入居できる人の条件は猫を飼うこと。
そして1匹飼うごとに家賃を3000円割り引く。

すると、たくさんの猫の世話をすることで、家賃が0円になる可能性もありうる!?

猫は人の顔色をうかがうことなく、自分が中心。気まぐれ。
はい。人間の思い通りにはなりません。

犬とちがって、名前を呼んでもかけよってこないことが多い反面、甘えたい時にはすりよってくる。
人間であればムカつくこともありそーですが、このマイペースな面が魅力なんですよね。

私が子どもの頃、飼っていたのはシャム猫で、うちに来た時はすでにおばあさんの年齢。
とはいえ、機敏で、毛並みの美しい猫でした。

ある時、姿を消してしまい、家族は心配して、毎日、彼女の話題でもちきりに。
毛並みが美しいから三味線の皮になってしまったのではないかとか、トラックの荷台に乗ってしまい、どこか遠くに行ってしまったとか。

「犬は何ヵ月たっても飼い主のもとに戻ってくるけど、猫はすぐに飼い主のことを忘れる。だからもう戻ってこないよ」

誰かからそう言われたのを機に、もうあの猫は帰ってこないかもな、と家族の誰もが思っていました。

それから約二ヶ月後の雨の夜。
なんと、私が寝ていると聞き慣れていたガサゴソする物音が。

見ると、ずぶ濡れになったウチの猫が!!!!

鳴く声はガーガーと枯れ、それは悲鳴のようにも聞こえ。
身体もずいぶんとやせ細り、ウチから離れている間、食べるものに苦労していたのだな、と同情。

よかった!三味線の皮にならなくて!と喜んだのは母。

マイペースな猫に情のようなものを感じ、猫っていいものだなと思えた出来事なのでした。

実はその話には後日談があり、猫が帰ってきた日は祖母の命日で、これは何かの先祖からの思し召しか?と家で話題に。
というわけで、しばらくの間、彼女は「神秘の猫」扱いでした。

前述の猫好きの友人は、猫さえいれば生きていけると豪語する人。
「1人1匹飼うべきよ」が口癖。
家ではいつもウチ猫を肩にのせています。

洋服に毛もつくし、毛で舞うと鼻がクシュクシュするし。
私は正直、猫が大、大、大好きというわけではありませんが、人とたわむれる猫を見るにつけ猫っていいものだな、と最近、思うことが多い。

猫を飼うと家賃が下がるし、猫に癒やされる。
猫好きにとっては、たまらなくいいコトある猫マンション。
そのうち、ひっそりとオープンするかもしれません。