香港・彌敦道の打ち水!亜熱帯の街で「涼」を感じた件

ライフスタイル

先日、訪ねた香港。
東京同様、湿気のある暑さは香港も変わらず。
けど、東京の方がまだ過ごしやすいかなーという体感。

香港はクーラーのかかった建物から一歩外に踏み出すと、もうそこは「蒸し蒸し王国」。
モワッとした湿り気に全身包まれるや、カラダの毛穴がパカーンと全開になり、汗も体内に引きこもってはいられない。
歩くスチーム状態ですわ。

ここは覚悟して、カラダの老廃物を排出するつもりで、香港の街を歩いてみました。

とはいえ、湿り気のある気候はヘアスタイルをまとまりやすくしてくれる、という恩恵もありますが。
(日本でもそう。京都以西に行くと、なぜか髪がいい感じにまとまっている)

直射日光のもと、心して、九龍半島側(大陸側)の目抜き通り、彌敦道(ネイザンロード)へ。
緑豊かな大通りは木蔭に入ると少しは暑さがやわらぐので、逃げこむように木の下へ。

しかし、ある瞬間からス~っと体感温度が下がったのを感じました。

ナニゴト\(◎o◎)/!?

ふと足元を見ると水をまいた後が。

通りを観察していると、飛び込んできのは給水車。
なんとホースを使って打ち水をしていたのでした!

午後のギンギンの「殺」という文字さえ連想してしまう、ストロングな陽射しを浴びる大通りの樹々も葉から水がしたたり、給水車でまかれた水のおかげで息を吹き返したかのよう。

あ~、確実に打ち水って体感温度を下げる働きがあるのねと、路上に放水されて幾分歩くのが楽になったネイザンロードを進みながら、異国の「打ち水」に感動したのでした。

日本にも「打ち水」の風習がありますね。
暑さ対策に、エコの観点からも、打ち水は活用されています。

見ているだけでも「涼をよぶ」気分になる打ち水は、だいたい2℃程度気温が下がるといわれています。

この2℃の差って、結構大きいですよね~。

炎天下の時間帯に外で水をまいてもあまり効果がないといわれますが、このネイザンロードの放水時間はまさに強い陽射しの時。

効果が感じられたのは、おそらく、植樹の根元に水をまいたせい。

樹が吸い上げた水分を徐々に発散させること、根元の日陰になった部分を放水して冷やすことで、打ち水の効果を高めてくれたのかなー、と。

亜熱帯の街の知恵が思いがけない涼を呼んでくれたのでした。

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