気合や根性は必要なくなる禁断の瞑想

2016年3月12日ライフスタイル

最近、瞑想に関する話をよく耳にします。
あのグーグルも瞑想を社内のプログラムに取り入れているといいます。

瞑想というと、どこかの道場で修行して…など、訓練を要するイメージがありますが、瞑想を習慣にしている私も、私の周囲の人も「難しいことは考えずにまずやってみる。目をつむっている間に雑念を感じてもいいよ。もし雑念でいっぱいになったら呼吸に意識を戻せばいい」と思っています。

パワーエリート(最近のエリートなビジネスマンをこう呼ぶのだそう)たちが、やたら瞑想フリークになっているのは、何か根拠があるのでしょう。
よくいわれる瞑想の効果は

◯心身の回復がはやまる
◯悩み(ストレス)が減る
◯生産性、効率が上がる
◯脳の働きが良くなる
◯集中力アップ

ですね。
パワーエリートのみならず、瞑想を取り入れている人たちは環境に合わせて自分のパフォーマンスを上げ、ストレスを減らし、人とのコミュニケーションをスムースに進めるために、瞑想を習慣化しているのでしょう。

最近では瞑想のアプリや瞑想時の脳波をはかる器具などもあるので、それらを利用するのもよいかも。

ビギナーの方はまずは2分間だけ何もしない習慣を取り入れるのもいいかも。このサイト、波の音がきもちよいし、役立ちます。do nothing for 2minutes

■瞑想で前頭葉に血がめぐる

私が関心があるのは瞑想が「前頭葉」にアプローチする点。
瞑想は前頭葉を鍛えるための、最も効果がある方法のひとつであることが科学的にもわかっています。

前頭葉は意志力や欲望をつかさどる部分。
瞑想をすると、この前頭葉に血が巡りはじめます。
これは前頭葉が「鍛えられている」状態。

瞑想を習慣にし、合計時間が3時間を超えたら集中力や洞察力があがる。
そして、11時間をすぎると集中力を持続するなど、脳の神経間のつながりが増える。
2、3ヶ月を超えると灰白質(脳の神経細胞が集まっているところ)の形が変わる、つまり脳構造に目に見える変化が生まれるそう。

参考資料『スタンフォードの自分を変える教室

この脳のかたちが変わっていくことで、わざわざ根性を発揮しなくても、どんな要求にもちゃんと対応できるように脳がつくられていくといいます。

たとえば、
アスリートは毎日のトレーニングを気合や根性ではなく、自然に行えるようになる。
クリエイターなら現状やさまざまな要因を分析でき、創造することが得意になる。

ということかなと。
瞑想を毎日数分行うだけで、気合や根性など、自分に「負荷をかける」意志力ではなく、脳が自然に意志を発揮してくれるのって、なんとお手軽。「前頭葉におまかせ!」的な感じ?
メカニズムを知ると瞑想をやらなきゃソン!という気になってきます。

最近サボりがちでしたが、改めて瞑想に取り組みたいと思いますw

■慈悲の瞑想で唱える言葉

さて、数年前。私の瞑想の先生に初めて瞑想をおそわった時のことです。
「瞑想の前にはこの言葉を唱えて」と、ある言葉をおしえてもらいました。

この言葉を唱えると、心が浄化されたような「白い私」になった気分になり、「瞑想をやらなくてもこの言葉を唱えるだけていいかも~」などと不謹慎なコトを思ったわけでして。
ちなみに、この言葉を唱えて行う瞑想を「慈悲の瞑想」というのだそうです。

最後にこの言葉を記しておきます。
3回唱える部分もありますが、割愛しています。
よろしければ、読んでみてください。

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願いごとが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私が幸せでありますように

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願いごとが叶えられますように
私の親しい人々にも悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように
生きとし生けるものにも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように

私の嫌いな人々が幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願いごとが叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように