老廃物をクリーニングする睡眠は脳の「夜のお仕事」

ライフスタイル

脳にたまったタンパク質「アミロイドβ」がアルツハイマー型認知症の発症原因とする説があります(今のところ有力)。

このアミロイドβを排出することがアルツハイマーを予防することに関係あるという説があります。いいかえれば「排出力」が低いほど、発症を引き起こすこと。

排出するには薬や治療など効果があるかもしれませんが、誰でも出来る方法がります。それは「睡眠」。睡眠をとるとアミロイドβを脳から洗い流す能力が高まることがわかってきました。

睡眠は認知症を引き起こすタンパク質のお掃除タイムということですね。

脳のクリーニング(老廃物の処理)は、寝ている間しか行われないもの。
マウスで実験したところ、入眠すると脳の細胞が縮み、脳細胞の間にすきまが生じ、CSF(脳脊髄液)が流れやすくなり、脳にたまった老廃物を排出させてくれるように。

しかし、起きている間の脳はからだの司令官としての働きがあるため、老廃物の排出までは手が回らないのです。

つまり、睡眠は脳の夜のお仕事。

「睡眠の質」を高めることも大切ですが、まずはお掃除タイムを毎日ちゃんと確保しましょうというお話でした。

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