冬を迎える前の酉の市。今年は三の酉へ行ってきた

2015年12月2日ライフスタイル

関東で11月に行われる酉の市ですが、今年の11月は酉の日が3 回巡ってきたので、「三の酉」までありました。

今回、一の酉も二の酉も逃したので、11月29日の三の酉へ。
お参りするのは、毎年恒例の目黒にある大鳥神社です。

この神社には思い入れが深く、東京に引っ越してきた日、ふらりと近場の東京見物とばかりに家の近くのバス停から最初にやってきたバスに乗り(はとバスのつもり~)、ある場所で露店が鈴なりになっていて、どうやらそれはお祭り!物見遊山とばかりに、あわてて途中下車。

上京した日に、お祭りなんて!
これは私の東京暮らしを応援してくれているおしるし~。

そして次のような祭典名がアタマになかにこだましてw

歓迎の儀。上京記念フェス。

世界は私を軸にまわっているのだわ。バスを降りたところにある、ロイヤルホスト前で田舎ものの女子は「ビバ、自分!」とばかりに、ニマニマしたのでした。

その上京記念フェスお祭りが行なわれていた神社こそ、目黒の大鳥神社だったのです。
以来、毎年のように酉の市には必ずここへお参りするように。年に一度のゲン担ぎ!

さて、酉の市の親分的な存在の神社といえば、浅草や大國御魂神社。
浅草は酉の市発祥の地のようだし、大國御魂神社はコマーシャルで有名。

観光的には惹かれるけれど、引っ越してきた日(上京記念)の縁から、初志貫徹で毎年目黒の大鳥神社へ。
社務所で熊手を買うのが慣わしです。

最近、大鳥神社の酉の市は午前8 時から夜までがお参りの時間となっているようですが、古くから家族で大鳥神社の酉の市にお参りしている銭湯を経営している婦人のお話では、昔は午前0時から酉の市は始まり、夜中に家族そろって出かけていたそう。

「行くなら、一の酉か二の酉の午前中。三の酉は混雑するよー」と、おっしゃってましたが、その通りでして。

三の酉の夕方に行くと、鳥居をくぐる前にすでに列が出来上がっていて、それなりに待ちました。

しかし、境内に一歩足を踏み入れると熊手を売り買いする人たちの活気に満ちた声が響きわたる酉の市。
ああ、これだ、これだよ、この時期はこれがなきゃ!
年の一度のいつものガヤガヤが心地のよい光景。

さて、来年の酉の市もここへ来るべし。
決意を新たに、帰宅してさっそく熊手をおまつりし、手をあわせた次第。
こうして、年に一度の神妙な心がけを今年も無事にすませたわけです。

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