8月23日は処暑(しょしょ)。旬はフルーツはいちじく

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暦で夏の終わり頃を表す「処暑(しょしょ)」。

夏至や立秋ほど、季節をあらわす言葉としてはあまり知られていない「処暑」は二十四節気の一つ。期間は8月23日から9月6日まで(2016年は)。

ちなみに処暑の前の二十四節気は「立秋」。次の節気は「白露」です。

さて、処暑の旬の果実を紹介しましょう。

それは、いちじく。あのネットリとした食感と甘味を愛好する人は多いですね。

日本最大の産地は愛知県・西三河地方で、その生産量は734トン(2013年)で、全国の20% を占めています。

旬のいちじくを買う時は、割れ目のある部分が少し裂け、白い果肉がのぞいているものを選ぶのがベスト。むく時は割れ目が見えるところからむきたくなりますが、実は軸のある方(もいだ方)からむくと、スムーズ。けど、皮付きで食べるのもOK。

聖書にも登場するいちじく(アダムとイブが身体の一部を隠したのですよね)は民家の庭にも植えられていることが多く、そういう意味では庶民的な果実。

いちじくの実は食物繊維(ペクチン)が豊富で、リンゴやいちごのおよそ1.5倍の量を含んでいます。
食物繊維は腸内のお掃除しや腸の働きを促す効果も。
そして、近年注目されているのが、女性ホルモンによく似た構造の「エストロゲン」も含んでいる点。

ビタミン類やカルシウム、鉄分などのミネラルを多く含み「不老長寿の果実」といわれてもいる、いちじく。
処暑という季節を象徴するようないちじくをいただきながら、まだ暑い夏を感じながら秋のかすかなささやきを感じましょうか(^o^)

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