幸せになるためにスリー・グッド・シングスを試してみませんか?

2016年4月15日ライフスタイル

皆さんは「three good things」(スリー・グッド・シングス)をご存知でしょうか。

これはアメリカのポジティブ心理学者のセリグマン博士による鬱を改善する方法。
私は少し前に取材で知り合った精神科医の方からこの方法をおしえてもらいました。

これは夜寝る前に、その日にあった良いことをノートに3つ書き出すというもので、実践することで、幸せや健康になれるといわれています。
践していらっしゃる方が多くいます。

「朝の散歩が気持ちよかった」

「ランチで好きなものが食べられてよかった」

「気になる人からメールが届いた」

介護の仕事をされている人だったら

「今日の昼食は全部食べてくれた」

「おむつ交換がスムースにできた」

「介護用ロボットスーツの動画が面白かった」

などなど。

その日1日のうちに起こった良いことや嬉しいことをはじめ、感動したなーと思えることを、夜寝る前に思い出し、書いてみましょう。書くことは脳に伝わること。それを持続することは「グッドシングス体質」、つまりいろいろなモノゴトのなかで良い面をとらえるクセがつくのです。

■3つのgoodを探すことで幸せに

毎日、3つのトキメキを探すことの目的は、それを習慣にすることで感性を磨き、 そうすることで「幸福感に満たされた自分」を感じられるようになるため。

最初はなかなか思いつかないことがあるかもしれませんが、慣れるまでがんばりましょう。
すると、3good thingsと思えるような出来事を見つける目が養われ、幸せに気付く「目」を持つようになるでしょう。

しかし、なぜ3つなのか。個人的には1つだとエクササイズにならないし、5つだとグッドシングスの内容を翌日になると覚えていられない。ほどよい数が「3つ」だと感じています。

■受け止め方(認識)を変える

認知療法の創始者ベック(Beck, A. T.)によると、イヤな出来事が不快な感情あるいは不安な感情にダイレクトに結びつくのではなく、その受け止め方が不快な感情を起こさせるといいます。

「感情」の前にワンクッション置くといいのかも。


介護中、つばをかけられた。

超イヤな気分!

介護中、つばをかけられた。

わざとかもしれないし、そうじゃないかもしれない。そうなざるを得ない心境かもしれない・・・人の心はわからない。

まあ、仕方ないか・・・

不安や不快な感情を解消するには、イヤな出来事に対する「認識」を変えればよいというわけです。

3つのよいことを書くスリー・グッド・シングスは認識を変えるためのものといえます。

『赤毛のアン』も言っていますね。

「この世の中にこんなに好きなものがたくさんあるって、すてきじゃない?」(村岡花子訳『赤毛のアン』第二章より)

ノートに記したり、日記をつける人もいますが、ブログやSNSで発信する人もいます。

私は少し前からノートにつけていますが、実際にやってみると、翌朝の目覚めがよくなってきました。
就寝前に幸せな情報を脳にインプットしているからかな?

時間も10分程度だし、お金もかからないスリー・グッド・シングス。
ぜひ1週間続けてやってみてください。
きっと日常生活の何かが変わってくるはずです。