クリスマスツリーのリンゴと鈴と杖の話

ライフスタイル

もうすぐクリスマスで、街のショーウインドウも、お店の音楽もクリスマスシーズンを盛り上げるものが多えですね。

さて、今月に入り、クリスマスツリーを飾った方もいらっしゃるでしょう。

ツリーが生まれたのは、8世紀のドイツ(という説)。
それが移民によってアメリカに伝わり、日本には明治の頃にツリーを飾る習慣がうまれたのだそう。

ツリーのデコレーションにはイエス・キリストにまつわるものが多く、備忘録も兼ね、その紹介を。

ツリーに飾る、定番デコレーションといえば、ボール。
ゴールドやシルバー、レッド、ピンク、グリーンとカラーもさまざま。

このボールは、アダムとイブがエデンの園で食べた「りんご」に由来します。
フツーのりんごより小さな姫りんごを飾ったツリーを見たことがありますが、なんとも愛らしかったこと!

ちなみに、ボールやりんごは「クーゲル」と呼ばれています。

そして鈴(ベル)もツリーにかかせられないアイテム。
これは、キリストの誕生を知らせるため、天使が鳴らした聖なるベルを表したもので、魔を寄せつけない効果があるといわれます。

また、ストライプ柄など、杖の形のデコレーションもありますね。
この正式名は「キャンディケイン」。羊飼いが持っている杖を表しています。
が、最近では食べるキャンデーも多く出回っています。

キリスト教では羊を人間に、神を羊飼いにたとえることがありますが、羊飼い(神)が羊(人間)を導くために使うのが、杖(キャンディケイン)というわけです。

この杖を逆さまにすると「J」の文字になります。
これはイエス(Jesus)の頭文字であり、迷える子羊(人間)を導くための表現という説も。

最後にツリーの頂上に飾る星は「トップスター」といい、希望の星という意味。

エンジェルを飾ったり、美しくラッピングされたギフトボックスもデコレーションにはありますが、基本のアイテムにはキリストにまつわるものbかりです。

しかし、明治時代の日本のクリスマスツリーってどんなんだったのでしょう。
気になる〜。