世界初!アトピーのかゆみを引き起こすメカニズムを解明

ニュースと考察

世界中でアトピー性皮膚炎に悩んでいる人は1億3230万人以上存在するといわれています。
アトピーが発見されたのは1892年のアメリカ。
以来、アトピーのかゆみの発生メカニズムは解明されていませんでした。

しかし、世界初! かゆみの新事実がわかりました。

 アトピー性皮膚炎でかゆみを引き起こす物質の一つ「インターロイキン31(IL―31)」の生成に重要な役割を果たすたんぱく質を発見したと、九州大生体防御医学研究所の福井宣規主幹教授らが10日までに発表した。論文は英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。

 このたんぱく質「EPAS1」の働きを抑える物質を見つければ、新たな治療薬になるという。

 かゆみの原因物質はヒスタミンがよく知られ、アトピー性皮膚炎のほか、じんましんや花粉症などの治療に抗ヒスタミン剤が使われる。しかし、アトピー性皮膚炎の場合はIL―31などの原因物質もあるため、別の治療薬が望まれる。 

 ヒスタミンは皮膚や鼻の粘膜などにあるマスト細胞(肥満細胞)から放出されるが、IL―31はリンパ球の一種のヘルパーT細胞で生み出される。福井主幹教授らはマウスや患者のヘルパーT細胞で、IL―31の生成がEPAS1によって誘導されることを発見した。

時事通信 1/10(火) 4:51配信より引用

ようやくアトピーのかゆみが引き起こされる仕組みが解明され、治療方法へのスタートラインに立てたということですね。

アトピーで悩んでいる方や身近にアトピーで悩んでいる方は喜んでいることでしょう。
私もイトコが昔からアトピーで悩んでいるので、この研究成果を大変嬉しく思っています。

アトピーの特効薬は、たんぱく質「EPAS1」の働きを抑えるものという方向性で考えられていくでしょう。この研究成果をもとに有効な治療薬や治療法が見つかるとよいですね。

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