高齢者のデオドラントケア

2015年9月15日ニュースと考察

フルキャリアの飛行機に乗ると、おしぼりサービスがある。
客室乗務員から受け取った、ほのかに香りづけされているおしぼりを顔にあてると、一瞬にしてリラックスする。

香りの効果ってすごい!と思う。
体が香りによってユルユルになったのを感じると、嗅覚は脳にダイレクトにつながっているのだな、と実感する。

さて、高齢になると毎日の入浴もさることながら、体を洗うこと自体がおっくうになってしまうことがあります。
歩行が難しくて湯船につかるのが一苦労という体力的なことが引き起こすケースもありますが、毎日洗うと肌に粉がふいたようになってしまうことを嫌うことも。

■加齢臭の原因は汗ではなかった

すると、気になってくるのがニオイ。

加齢臭の原因は、皮膚から分泌される皮脂が原因です。
この皮脂は顔がテカったりする時の、あのテリの原因。

この皮脂が皮膚にいる常在菌に分解されると汗臭さのもとに。そして、酸化すれば加齢臭になります。
あのテカテカ皮脂の分泌を減らすことが、加齢臭をなくすために大切なんですね。

気になるニオイを引き起こす皮脂は分泌されるのは、皮膚が傷つけられたり、乾燥する時。
こうして、皮膚は皮脂を分泌することによって、その身を守るってことです。



入浴の頻度が減るってことは、シャンプーの回数も比例します。

実はヒトの体の中で、最も皮脂の分泌が多いのが頭皮。
デオドラントケアは、一般的に身体(胸まわりや脇など)の汗をかきやすい部位を気にしてしまいますが、高齢者特有の加齢臭は汗が原因になるわけではなく、是術したように皮脂の分泌が原因です。
そういう点では、頭皮もニオイの発信場所というわけ。

思い起こせば・・・私が子どもの頃、祖母は私のように毎日、洗髪をしていませんでした。
むしろ、「どうして毎日あんたはシャンプーするのか?」と不思議がられていました。

話は脱線しますが、今「湯シャン」を実行する人が私の周囲に多い。
この湯シャンとは、お湯だけで髪を洗いましょうという行い。

このコンセプトは
1.お湯だけで70%〜80%の汚れが落ちる。
2.シャンプーしすぎて髪の油は落としすぎると、乾燥して頭皮に良くない。
3.1と2の理由からシャンプー剤を使わないことで、頭皮と髪の毛のコンディションを回復させる。
です。
私の年末年始と1週間ばかり実行してみましたが、お正月に会った3歳の姪に「アナタの髪、臭いッ!」と言われたのを機に、湯シャン活動をやめました(;_;)

髪にいいといわれる湯シャンだけど、ニオイはするんですよね。
けれど、髪質がさらさらしてきたような気はしました。あくまで「気がした」だけですが。
また改めて湯シャン活動できるタイミングがくれば、今度は本腰入れてやってみたいと思います。

■気になるニオイをエッセンシャルオイルで制す

話をニオイ対策戻しましょう。

高齢者のお世話をしていると、排泄物の処理などニオイの問題がつきまといます。
そんな時はマスクの鼻孔があたる部分にエッセンシャルオイルを1、2滴たらしてみてください。

基本的には好みのオイルでよいと思いますが、グレープフルーツやオレンジなど、スカッと爽やかな香りはイヤなニオイが引き起こすストレスを取り除いてくれます。

あと、介護職の方がすすめてくれたのは
◯ペパーミント(リフレッシュ)
◯ティートリー(殺菌、消毒)
◯レモングラス、シトロネラ(防虫、抗ウィルス)

などです。
私は夏になると、イヤな虫対策にレモングラスとシトロネラのコンビを混ぜて、使っていますよ。

また、介護者も自分のデオドラントケアを忘れないようにしなくてはなりませんね。



この石けんは、女性のデリケートな部分に泡を3分つけて泡パック。気になる黒ずみや臭いのもとをさっぱりと洗い流してくれるのだとか。
そして、保存料・安定剤等もフリー。
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