今年はドローン配送元年に!?千葉県のゴルフ場でついに実用化

2016年5月2日ニュースと考察

注目している小型無線機「ドローン」ですが、ついに楽天が千葉県のゴルフ場で5月9日よりドローンを使ったサービスを始めます。

ゴルフ場でプレーヤーがスマホを使って、飲み物やゴルフ用品などを注文するとドローンがクラブハウスからコースまで届けてくれるという、このサービス。運ぶ商品の重量は2キロまで。スマホ1つあれば自動的にモノを運んでくれるドローンの実用化は初めてのこと。

楽天はドローンによる宅配サービスや災害時に孤立した地域への物資の運搬などを視野に入れているそうです。

今回の熊本地震では国土地理院のドローンによる空撮で、被害状況が伝えられました。

その映像を道路が通行止めになって運送がままならない時、ドローンの配送が実用化され、それに伴い物資を運ぶルートやネットワークが整備されていたら、物資が不足している避難所にもちゃんと届けられるのに…と思って見ていました。

今月11日、千葉市幕張新都心でドローンによる宅配事業を目的とした実証実験がスタートしましたが、1ヶ月もたたずしてゴルフ場での実用化を決定したスピードに驚いています。
文字であらわすと「速っ!」(^o^)

熊本地震の直後だし、もしもの災害時のことを考えて政府も実用化にふみきった!?という気もしなくもないですが、このスピード感こそドローンの進化(かつてのインターネットが世を変えてしまったように)を暗示しているような気もします。

■2016年5月2日追記
5月9日からはじまる楽天のドローンは「天空」と名付けられ、荷物を配送するサービス名は「そら楽」といいます。
サービス対象の千葉県のゴルフ場は千葉県御宿町のゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」。
ゴルフ場コース内で、Androidスマホにダウンロードした専用アプリで(楽天会員IDでのログインが必要。決済方法はクレカ、または楽天スーパーポイントで)ゴルフ用品や軽食、飲み物などを注文すると、コース内の受取所までドローンが商品を運ぶというサービス内容です。

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