福島県飯館村を含む相双地区で介護人材確保の動き

ニュースと考察

人材不足に悩まされる介護業界ですが、3月末で原発事故に伴う避難指示が解除された福島県飯館村を含む相双地区では、介護の人材確保に向けて「就職準備金」が引き上げることになりそうです。

これは、飯館村の特別養護老人ホームを視察された安倍晋三首相が方針を示したもの。

(前略)首相は、施設職員や菅野典雄村長らから避難指示の解除後も介護職員が不足している現状について説明を受け、「この地域で介護の仕事に進んでいけるように就職準備金を引き上げていきたい」と述べた。現行の就職準備金は、相双地域などの介護施設への就職を希望する県外在住者に30万円を貸与するもので、1年間働けば返済は免除される。

 首相は、この日オープンした同県川俣町の商業施設なども視察。記者団に「(被災地の)皆様の声を受け止め、さらに復興を進めていきたい」と語った。

朝日新聞 2017年7月1日17時39分より引用

就職準備金の引き上げは大変有り難いものですが、1年後には退職とならないよう、働く場所=生きがいや喜びを見つける場であってほしいと思います。

介護の人材育成、確保に併せて、介護を受ける側にも自立支援を促すこと、そして介護ロボットなどを活用してつつ、介護する側の負担を減らしていくことも課題となりそうですね。

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