京都の「朝活」。京都観光は朝が穴場!?

2020年2月29日ニュースと考察

来日する外国人ツーリストが増えた近年。
観光地の京都では、人の気配が少ない朝の時間帯を利用する観光客が増えているそう。

(前略)午前8時、人影の少ない二条城(京都市中京区)で、朝から観光客でにぎわう建物がある。京都の豪商・角倉了以旧宅から移した茶室「香雲亭」。世界遺産の石垣や内堀、庭園を眺めつつ、朝がゆを味わう「朝観光」の企画が今夏、初めて催されている。

■僧侶のお勤め参列

 「朝の澄んだ空気と景色で優雅な時間を過ごせる。ちょっとした殿様気分です」と、会社員の定孝也さん(49)=東京都日野市=が笑顔を見せた。定員30席は予約で連日埋まり、テーブルを増やして40人まで受け入れるが、満席が続く。初回は8月末までの2カ月間に限ったが、城を管理する市は再実施を検討している。
 朝が早い社寺でも宗教都市ならではの体験を提供している。早朝の仁和寺(右京区)。宿坊「御室会館」の宿泊者は、朝6時からのお勤めに参列できる。一般公開していない国宝・金堂に上がり、曙光(しょこう)とろうそくに照らされた仏像を拝みながら、堂内に響く僧侶の読経に聞き入る。愛知県から来た会社員の女性(22)は「足こそしびれましたが、厳かな雰囲気に心洗われました」と話していた。
 朝観光は京都市が2014年、特集サイトを開き、旗振りしてきた。朝市や朝風呂、縁日、パン屋巡りを紹介し、「京都人の暮らしや文化に触れられる」(観光MICE推進室)とPR。昼に集中する観光客の分散化に加え、多くの人が前日から宿泊するため、観光消費額の向上を見込める利点も大きい。(後略)

京都新聞 8/27(日) 22:10配信より引用

たしかに昼間の京都はどこへ行っても、ものすごい人でにぎわっています。神社仏閣なら開門すぐの時間帯が狙い目となるでしょう。

これから町家をリノベーションして宿にするケースも増えるようだし、宿泊が伴うと必然的に「朝」を有効活用したいと考える人も増えるでしょう。個人的には地元の味わいを楽しめる朝食専門店の登場や朝食付きのガイド付き散策会のようなものが開催されることを願っております。

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