将来は介護・高齢者施設でも!全自動洗濯物折り畳み機

2015年10月19日ニュースと考察

全自動洗濯機が登場したことで、洗濯時の労力はかなり軽減したと思います。
しかも洗い終わる時間も設定できるから、時間も有効に使えるし。

さて先日、全自動洗濯機の登場を上回る衝撃的なニュースが飛び込んできました。

なんと、世界初の全自動洗濯物折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」の開発が発表されたのです。

これは、2015年10月7日~10日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2015」にて。
医療機器などを開発するベンチャー企業のセブンドリーマーズとパナソニック、大和ハウス工業が共同で、全自動洗濯物折り畳み機の製造・販売に向けて研究開発をすすめていることがわかりました。

出展ブースではランドロイドのコンセプトモデルによるデモンストレーションも。1枚のTシャツを自動折り畳み機の中に入れると、センサーで認識して、Tシャツの折り畳みを開始し、ちゃんと折り畳んだものを取り出す場面が見られました。

正直、人の手で畳んだ方がはやいと思いましたが、将来は折り畳むスピードも改善されるそうです。

セブンドリーマーズが計算したところ、
◯人が生涯で洗濯作業に費やす時間は18,000時間
◯折り畳みに費やす時間は9,000時間

人は洗濯物をたたむことに375日分の時間を費やしていることになります。

洗濯物は全自動洗濯機が洗ってくれるけれど、折り畳むのはけっこう手間がかかり、それに時間もかかる。
このことを実感している人、そしてその手間と時間を短縮したい人は多いはず。yahoo知恵袋に次の投稿を見つけました。(2011年5月14日)
引用させていただきます。

自動洗濯物たたみ機とかって、開発できないんでしょうか?
洗濯機は、洗ってくれるんですけど、干すのと、たたむ事をやってくれないです。
後、タンスにしまう事も。
主婦の為に、つくれないかな。こころの中のちょっとした叫びです。
共感した方、ご意見ください。

こちらの投稿から4年経った今、実現に向かっている!

「あるといいな~」という気持ちをカタチあるものにしていく心意気、技術って本当に素晴らしいです。

■介護施設や老人福祉施設でおおいに活用されそう

現在は開発段階にあるランドロイドですが、2018年には介護福祉施設や病院などを対象にした分配収納機能を搭載したモデルをリリースする予定です。

毎日の洗濯物が相当量ある介護施設や老人福祉施設では、この機能を大歓迎するでしょう。
絶対的なニーズから、ゆくゆくは洗濯機も一体となったモデルも登場するはずです。
そうなると、1日の処理量も格段にアップし、それまで折り畳みにかかっていた時間が他の仕事のために使えることも考えられます。

一方、個人(家庭)で導入するとライフスタイルが変わりそう。
その日に着た洋服、タオルなど、寝る前にランドロイドへ入れておけば、翌朝には
洗濯されたものがちゃんとタンスの中に入っている。

もしかしたら、ランドロイド付きの家具、あるいはランドロイドを備えたワンルームマンションなども登場するかもしれませんね。