朝食ブームになるか!?朝ごはんナシだと脳出血リスク36%増の件

2016年2月6日ニュースと考察, 食べもの

皆さんは朝食食べる派? 食べない派?

昔は「きちんと朝ごはんを食べる」が一般的でしたが、最近では朝ごはんナシの方が健康によい、現代人は食べ過ぎだから、という説も。
なぜなら朝一番の胃袋に無理して朝食をつめこむことで過食となり、高脂血症や糖尿病、痛風、高血圧、がんといった「生活習慣病」を引き起こす原因になるから。

と、昨今、論じられている背景もあり、私の周囲でも最近は朝食はカンタンなフルーツ、もしくは朝食ナシという人が増えました。
なかには、朝ごはんを食べずにいたら痩せた、調子がよい、という声もアリ。

上の写真はベトナムの麺・フォー。
南部の商業都市ホーチミンでは朝ごはんにフォーをはじめとする、お米でできた麺類を食べる人が多く、朝の麺屋台や専門店ではたっぷりの香草とともに、フォーなどをすする人でにぎわっています。

さて、朝食を食べる・食べない。
どちらも推進されていますが、朝ごはんナシだと脳出血のリスクが36%も増えるという論文が発表されました。

朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まるとの論文を、磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームが4日までに米医学誌に発表した。

朝の欠食が肥満や高血圧につながる恐れのあることは知られているが、さらに脳出血の危険性も高まると確認されたのは世界で初めてという。磯教授は「朝食を食べないと、朝の血圧が上がるためと考えられる」と述べた。

チームは全国8県に住む45~74歳の男女8万2772人を1985~2010年まで追跡調査した。
この間、脳出血を発症したのは1051人。調査開始時に朝食回数を週に0~2回と答えていた人は、毎日取る人に比べ脳出血になる確率が36%高かった。欠食の頻度が高いほど危険性は高まった。

脳梗塞などと合わせた脳卒中全体の危険性も18%高かったが、脳梗塞単独では差はなかった。磯教授は「脳出血に比べ、高血圧の影響が小さいためではないか」と分析している。

欧米では朝の欠食が心筋梗塞の危険を高めると報告されているが、今回の調査で差は見られなかった。日本人には肥満が少なく、心筋梗塞も少ないことが原因の可能性があるという。

時事通信 2月4日(木)16時52分配信分より引用

朝ごはんは有効という説の1つに、イギリスのカーディフ大学の研究があげられます。なんと、朝食をとる子どもは食べない子どもに比べて、平均で2倍も良い成績を収めていたそう。

一方、朝食を食べすぎると身体機能が低下するという説もあるし、これからも朝ごはん論議は続きそうです。

朝ごはんを食べる・食べない。

エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著作の本『引き寄せの法則』に登場するエイブラハムがこう言っています。

自分自身のなかに導いてくれるものがあることに気づかず、他人の意見にばかり頼っているとそのうち承認を求める人間になる。

ニュースに右往左往するのではなく、要は自分の好きな方、身体の声がうながす感覚を大切に、ということですね。

しかし、今回のニュースを受けて、流行モノが好きな日本では朝食がしばらくブームになりそうな予感がします。