定員50%を切る。介護福祉士養成校への入学

ニュースと考察

国家資格である「介護福祉士」は、日常生活が困難な高齢者や心身に障害のある人などに、食事や入浴、排泄などの身体介護を行うのが主な仕事です。

この資格は1987年の社会福祉法、介護福祉士法に基づいています。

介護の現場で介護福祉士は中枢を担うといってもよい存在。
しかし、「介護福祉士」を養成する全国の学校で2016年度の入学者が、定員に対して約46%だったそう。

 定員割れは、データのある06年度以降11年連続で、50%を割り込んだのは2度目。定員枠自体が減少傾向にあるなかでの入学者割合の低下には、重労働の割に賃金が低い処遇が影響しているとみられる。

 調査は公益社団法人「日本介護福祉士養成施設協会」(東京)が毎年度、厚生労働相が指定する全ての介護福祉士養成施設に実施している。16年度の定員枠が約1万6700人(377校)だったのに対し、入学者数は06年度以降最低の約7700人だった。

 定員数や入学者数は減少傾向が続いている。06年度は定員が約2万6800人(409校)、入学者数が約1万9200人だった。これと比べ、16年度は定員で約1万100人、入学者で約1万1500人少ない。

読売新聞 1/30(月) 7:12配信より引用

介護福祉士は介護の実務だけでなく、介護をする家族などにも介護に関する情報を提供し、相談に乗ったり、アドバイスをする役割も担当しています。

労働にたいしてお給料が安いというのが敬遠されている理由の1つだそうです。

人材不足が問われている介護の業界ですが、このままではこの業界に携わる日本人が減っていく一方? 将来は海外の人材が介護福祉士を担当する。。。ことも珍しくなくなるのかも?

関連エントリー
浄土真宗の僧侶が医療・介護の現場で「心のケア」を担当
世田谷区の「認知症おうちカフェ キラリ会」へ。 足こぎ車イス体験も
認知症おうちカフェ キラリ会2 「同じ釜の飯を食う」オナカマ効果
認知症カフェをマクドナルドで開催。埼玉県飯能市
これから全国で「認知症カフェ」の設置と活用が増えそう
認知症ケアに役立つ福祉用具とシステム機器の展示会へ行ってきました