豆腐とはなんぞや。豆腐の名前が変わる!?

ニュースと考察

このニュースを知るまで、豆腐について明確な定義がなかったことを知りました。

大豆やにがりを使って作る豆腐ですが、原料の割合が多いものやそうでないものが同じ「豆腐」として販売されている現状が大きく変わりそうです。

(前略)豆腐業界の定義作りは、製品表示に関する規約策定の中で進めている。主導するのは、豆腐事業者の全国団体でつくる豆腐公正競争規約設定委員会。「豆腐の定義や表示方法が不明確だったことが、不当廉売の要因だった」と対応に動いた。

定義では、豆腐に含まれる大豆の割合「大豆固形分」を基準に、10%以上を「とうふ」、8%以上を「調製とうふ」、6%以上を「加工とうふ」と大まかに分類する。6%に満たないものや、卵を主原料とするたまご豆腐などは除外する。

加工状態や硬さに応じて「木綿」「ソフト木綿」「絹ごし」「充てん絹ごし」「寄せ(おぼろ)」と五つの中分類も設ける。「最高級」「天然」「純粋」など、根拠が定かでない表示を禁止し、添加物もさらに詳細な表示を義務付ける方針だ。

豆腐を固形分の割合で定義し、表示するのは初めての試み。乳脂肪分を基準に分類するアイスクリームなどを参考にしたという。「大豆や凝固剤をどのくらい使っているかが分かり、仕入れ側や消費者が製品を選べるようになる。汎用品や高級品のすみ分けも進む」と委員会に参加する豆腐メーカー・さとの雪食品の村尾誠常務は強調する。

同委では、来年初めの消費者庁への認定申請に向け、事業者に説明を進めている。公正取引委員会での審査などを経て、2019年3月末の認定・告示を目指す。(後略)

(岡下貴寛)
6/5(月) 7:01配信 日本農業新聞より引用

定義が明確になるとこれからスーパーでも色々な種類の豆腐が並ぶことになるでしょう。
そのうち湯葉や豆乳(ドリンク)なども何らかの表示をすることが義務付けられたりして!?

豆腐と同様、納豆も定義を作る動きがあるようです。

関連エントリー
音楽は認知症患者を目覚めさせる。映画『パーソナルソング』
80代のカメラマンが主人公。映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク 』
世田谷区の「認知症おうちカフェ キラリ会」へ。 足こぎ車イス体験も
宇宙人、地球行きたくないってよ。映画『美しき緑の星』
あるものを利用して、80歳のおばあちゃんが一旗上げる!