トライ&エラーで進化する無人自動運転車。日産&DeNA提携

ニュースと考察

自動運転車の開発、実証実験などが行われ、ニュースになるたび、ご高齢の方からも「うちの街には、いつ頃、走るのだろう?」という声を聞きます。

先日はトヨタ自動車がAIとの提携を発表。そして今年に入って日産自動車がDeNAと提携し、無人自動運転技術の商業利用を目指す方針を発表しました。(1月5日、カルロス・ゴーン日産社長がラスベガスで表明)。

DeNAといえばベンチャー企業ZMPと提携して「ロボットタクシー株式会社」を設立し、昨年、藤沢市で自動運転車の実証実験を行っていますが、ZNPとの提携は解消することになったそう。

(前略)ゴーン社長は講演で、「首都圏および地方都市で技術活用の検証を含めた実証実験を行う」と述べた。平成29年中に国家戦略特区で実証実験を始める。日産が自動運転車両を提供し、DeNAはインターネットを使ったサービスの設計や、連携する地方自治体との調整などを行うという。

DeNAはこれまで、ZMPと共同でロボットタクシー(東京)を設立し、事業化を進めてきた。提携解消の理由についてDeNAは「運営方針の違い」と説明した。自社技術にこだわるZMPと、早期の事業化に向け、幅広い技術を活用したいDeNAとの間で、折り合いがつかなかったもようだ。ロボットタクシーや商標などの扱いは、今後協議するという。

(中略)DeNAは6日の広報資料で、「32年までにビジネスモデルなどを検証する」とした。だが、ロボットタクシーでは「32年に3千台」の自動運転車両を走らせるとの構想を掲げており、実用化に向けた動きがやや減速した印象も受ける。DeNAは、実証実験の開始前に具体的な開発計画を公表するとしており、大手との協業による新たなメリットをいかに打ち出すかが注目される。(高橋寛次)

産経新聞 1/7(土) 7:55配信より引用

契約を行う場合「締結の対にある解消も見据えて」という考え方も必要でしょう。

トライ&エラーを繰り返して、技術面、OSの課題を精査し、磨いていくことになるのだと思います。
自動運転カーが当たり前に走行する時代になると、目的地を入力するだけで車が連れて行ってくれることになるでしょう。
普及は東京五輪の開催前後を境に加速していくように気がします。

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