代々木公園の景色が変わる!? 「認定こども園」開設に

ニュースと考察

待機児童解消に向けての動きがさらに活発化しそうです。

東京都は8月31日、国家戦略特区を活用して、都立代々木公園に「認定こども園」を開設する計画を提案しました。

認定こども園とは、保育所と幼稚園の機能を備えた施設。
渋谷区にある代々木公園は都市公園法により、保育所が設置することができない区域にあたり、整備する渋谷区は特区の規制緩和を活用する予定です。
9月の特区諮問会議でかけられ、認定される見通しだそうです。

都によると、施設は原宿門付近の広場約900平方メートルに整備し、定員は保育所122人、幼稚園6人で、0~5歳児の計128人。設置・運営事業者は既に区が選定しており、来年10月の開設を目指す。

区の待機児童は今年4月時点で315人だった。民間地の購入や公共施設を活用してきたが、用地の確保が難しくなっていた。都内で特区による公園への保育所整備は都立の汐入公園(荒川区)、祖師谷公園と蘆花恒春園(世田谷区)、区立の西大井広場公園(品川区)の4件が認定され、いずれも来年4月に開設予定。代々木公園を含めた定員は計約550人で、都は今後、1000人を目指し関係自治体と調整する。

東京新聞社会面 9月1日の記事より引用

介護施設と同様、保育施設も不足事態の昨今。

待機児童は全国で2万3500人余りに上り(2016年4 月)、東京都は全国で一番多い8466人もの待機児童がいます。

「待機児童の解消」が公約だった小池都知事は早くも対策に乗り出し、100億円を超える規模の補正予算案を都議会定例会に提出する方針を固め、年度内に新たに定員を約5千人分拡充する予定。

介護の業界同様、人材の確保や、利用者の支援についてスピード感ある施策を期待しています。

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