お江戸に遊ぶ!羽田空港国際線ターミナルの江戸小路

2016年2月19日旅行

この年末年始の羽田空港の出入国者数は昨年同期比18%増の約68万5千人だったそう。
外国人利用者は約5割の増加。円安、東京五輪開催という背景もあり、今後、この数は右肩上がりに上昇するでしょう。

この約68万5千人という数字。
羽田空港発着の国際線定期便が復活した2010年以降では過去最多数なのだとか。

2010年当時は1日48便だった国際線の運航は、現在では最大101便(2015年10月現在)に。

出入国者数は羽田より成田空港が多いのですが、羽田が国際線供用になって以来、私の周囲は実際、成田より羽田を経由して海外へ行く人が増えているし、羽田発着路線の時間帯が「けっこう便利」と感じている人が多いのを実感しています。

個人的にはアジア各都市に就航する深夜便を愛用していて、眠りから覚めた早朝、目的地に到着できるのは本当にありがたい。

さて、年間6600万人以上の旅客数を数え、世界のトップ5に入る勢いの「ドル箱」と言われる羽田空港は3つのターミナルを擁しています。

今回はそのうちの1つ、 国際線ターミナルにフォーカス。

国際線ターミナル3階にある出発ロビーから4階に上がると、江戸をテーマにしたショッピングモールが広がっています。

その名も「江戸小路」。

江戸庶民の文化が花開いたお江戸の雰囲気を演出し、和洋折衷のお食事も、人気スイーツも、MADE IN JAPANグッズのお土産選びも楽しめるスポットです。

この江戸小路、飛行機の搭乗客にならなくても、フツーに遊びに行けそうなお店の充実ぶりに目を見張りました。

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食事処も明治26年創業の「つきじ宮川本廛」というウナギの老舗から、だしの旨味を味わえる「日本橋だし場」、そして東京のご当地ラーメン「せたが屋」、お手軽な「吉野家」や「モスカフェ」など、おハイソからリーズナブルまで、かゆいところに手がとどくラインナップが魅力。

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そして、圧巻な見どころは天井に一番近いエリアに架けられた「はねだ日本橋」でしょう。

江戸時代、江戸ッ子にとって「旅の始まりは日本橋でい!」

「旅立ちは今も昔も日本橋」と掲げられた看板の前には、総檜造り、全長25mのダイナミックな日本橋がどーん!

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橋の脇には江戸時代のトーキョーを描いた屏風絵が古き江戸を演出し、橋を渡り終わると火の見櫓が配され、ムード満点。

空の旅の前に、江戸時代にタイムスリップするかのような、時空の旅。近未来的な趣の空港にいにしえの橋を配するセンス。 やるな、羽田空港!と思わずにいられません。

はねだ日本橋を渡りながら思ったこと。それは広告が元気で、現代アートが世の中を席巻していた頃(企業がメセナ活動とかに力を入れていた時代)が再び訪れそう。そんな気配がチラッとしました。

江戸小路、はねだ日本橋を擁する羽田空港国際線ターミナル。ここは異国情緒をダイレクトに感じるだろう外国人だけでなく、日本人も楽しみを見つけられるはずです。

続きます。

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