奈良の少年刑務所をリノベートしてホテルに!

旅行

奈良にある少年刑務所がリノベートされホテルになるそう。
刑務所をホテルとして使用するのは日本初のこと。

そのニュースを聞いて思い出したのが、オランダにあるロイドホテル(上の写真)。

ここも昔、監獄として使われたこのもある建物。
その後、監獄からアーティストのアトリエとして活用され、そしてホテルに転用。

私の友人の友人カップルがこの建物にアトリエを借りていて(たしか最後の住人だったはず。本当は住んじゃ行けない規則があったけど諸事情ありで、内緒で住んでいた)、ホテルになる前にアトリエを訪ねたことのある友人は「ユニークな試みだと思っていたけど、檻も残ってるし、監獄といわれたらそうかもな、と思った」と言うから、無機質で人を閉じこめるような空気感が漂っていたのだろうなと想像する。

しかしリノベートされ、今や話題のホテルに!

奈良少年刑務所はホテル運営会社「ソラーレホテルズアンドリゾーツ」(東京都港区)や清水建設(東京都中央区)など8社で構成される企業グループが、改装や運営を担い、2020年の開業を目指すそう。

この奈良少年刑務所は1908年(明治41年)「奈良監獄」として完成。
明治政府が造った「五大監獄」(千葉、金沢、奈良、諫早、鹿児島)で唯一、現存する建造物。
設計は山下啓次郎。

この刑務所は3つのゾーンに分かれる。
旧収容棟を改修した「文化財リノベーションホテル」(約150室)
窓から旧収容棟のレンガ造りを見られる「新設ホテル」(約80室)
「無印良品」ブランドの「簡易宿泊型ドミトリー(MUJI HOSTEL)」(約60床)

地図を見てみると、近鉄奈良駅やJR奈良駅の東北部、約2km。奈良市内に点在する神社仏閣巡りのために、レンタサイクルなども整備さえるのでしょう。

個人的にはMUJI HOSTELが気になります。
MUJIとホステル(ゲストハウス)の空間って親和性が高いような気がする。
外国人バックパッカーも多く利用するでしょうね。

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