2017年は夏の「土用の丑」が2回。「う」と「に」の食べ物を

2017年7月24日ライフスタイル, 食べもの

2017年は、7月25日が「一の丑」、8月6日が「二の丑」。

丑の日の食べ物といえば、誰もが思い浮かべるのは「うなぎ」。
うなぎをはじめ、「うどん」「うり」「うめぼし」など、「う」の付く食べ物を食べるとよい、とされています。

さて、個人的には高齢社会を迎えた今、「う」のつく食べ物に加えて「に」のつく食べ物を取り入れることを推進しております。

こちら。

「にく」
お肉でタンパク質を補給しましょう。老化は筋肉や血管、免疫細胞に関わる「アルブミン」を作る力が徐々に弱まる傾向にみられる現象です。若い時以上にお肉などに含まれるタンパク質を多くとらないと、アルブミンの減少が加速してしまいます。「老いたる者は粗食がよし」などと言わず、シニアになれば積極的にお肉をいただきたいものです。

「にら」
鉄分やクロロフィルが豊富で貧血にとてもよいといわれるのが、にら。
また、カルシウムが多く含まれているので「骨粗しょう症」の予防にも。
また、強い抗酸化作用と粘膜保護の働きを持つβ-カロテン、殺菌作用のあるアリシンの働きが風邪や感染症の予防・回復をサポート。

「にんにく」
スタミナの代名詞のような、にんにく。
ビタミンB1と、にんにくのアリシンが結びつくと、吸収率が高く、血中に留まる時間が長いというアリチアミンに変化。
糖質のエネルギー代謝が向上すると、疲労回復、体力増強に効果が期待できます。スコルジニンという成分にも疲労回復効果が。

「にぼし」
にぼしの大半は「片口いわし」から作られます。DHCと呼ばれるドコサヘキサエン酸だけでなく、EPAと呼ばれるエイコサペンタエン酸(お呪いの言葉みたい!)も含まれています。このエイコサペンタエン酸は、心筋梗塞や脳血栓、脳塞といった血栓症の予防に。

ぜひ、夏には「に」のつく食べ物をいかがでしょうか。

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