暑い夏は「粥有十利」のお粥の朝ごはんで乗りきれ!

食べもの

暑さは食欲減退をひきこおこすことがあり、朝ごはんは何も食べたくないという人もいます。

そんな猛暑、酷暑といわれる夏の朝ごはんにおすすめしたいのが「お粥」。

「粥有十利(しゅうゆうじゅうり)」という言葉をご存じでしょうか。
これは禅宗で「おかゆには10個の効能がある」という教えで、「摩訶僧祇律(まかそうぎりつ」に記されている言葉です。

粥有十利とは

一に色:顔色と肌ツヤを良くする

二に力:体のチカラがみなぎる

三に寿:寿命を延ばす

四に楽:食べ過ぎても苦しくない

五に詞清弁(ししょうべん):血流が良くなるので、アタマも澄みきって、話す時の弁舌もさわやかに

六に宿食除かれる:便秘にならない

七に風除かれる:風邪をひかない

八に飢消える:飢餓感を感じない

九に渇消える:喉の乾きが消える

十に大小便調達する:排泄の代謝が良くなる

昔から病気の時によくお粥がよく出ていました。
それはカラダに良く働きかける効能があったからなのですね~。

写真は香港の寶靈街(ボーリングストリート)で食したピータンの肉団子のお粥。
このボーリングストリートには「女人街」をコンパクトにしたような雰囲気の通りで、日中から夜にかけては衣料品、時計の修理、電池交換のお店などがひしめいています。

まだお店が開店する前の静けさが漂うボーリングストリートで見かけたのは、朝早くから開いていたお粥専門店。
ここにはわざわざ朝食として新聞片手に食べに来る人もいるし、近所のオフィスに勤めているネクタイ姿のビジネスマンも出勤前に1杯引っ掛けて(!?)という感覚で食べに来ている。もちろんテイクアウトする人もひっきりなし。

お粥は胃に優しく、消化も良い。
消化が良いということは、栄養を早く吸収できるってことですものね。
午前中からバッチリとエネルギッシュに働きたい方はぜひ。

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