馬の奉納を簡略化した「絵馬」

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写真は岡山にある、桃太郎ゆかりの吉備津神社の絵馬。
境内にはこの桃太郎が描かれた絵馬が奉納されたトンネルもあります。

さて、この絵馬って馬を奉納するために簡略化されたものなんですよね。

「続日本紀」には、民が神にお願いごとをする際には「神馬」といわれる馬を奉納することが習わしだったことが記録されています。

(奈良時代から祈願のために馬を奉納する習わしがある。奉納者は一般の民間人から皇族まで様々である。ウィキペディアより)

しかし、馬を奉納することって、なかなかカンタンではない。
馬を購入するのも高価だし、奉納されてもエサなどのお世話も大変。。。

ということで、馬の像を木や紙、土で作ったり、その果てに板に「馬の絵」を描いたものが登場することに。それが「絵馬」となったようです。

もともと神聖視されていた馬を描いたものでしたが、近代になるにつれ、馬から干支、その地域にゆかりの人物(吉備津神社の桃太郎など)や縁起物が絵馬に描かれるようになったそうです。

ところで、私はみうらじゅん氏の大人の自由研究「ムカエマ」の大ファン。
ムカエマとは「ムカつく絵馬」のこと。自己チューな勝手な願い事を書いた絵馬を集めて紹介されていました。

以来、絵馬に書かれている言葉に注意を向けるようになり・・・。

個人的に忘れられないのは、某鬼子母神の絵馬に書かれていた「自分の会社だけが儲かりますように」。

!(◎_◎;)

うーん、こう書かれた方、プレゼン前に立ち寄られたのでしょうか。

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