運をためる! TBSドラマ『重版出来』第5話を見て

2016年5月23日ライフスタイル

個人的に今クール(2016年4~6月)のドラマは面白い作品が多い!と感じています。

福山雅治主演のフジ月9『ラヴソング』はレーティングはいまひとつのようですが、どーしてだろ?
毎週、福山とヒロインの女の子のやりとりは女性ホルモンが大量に分泌されそーなドキドキ感があるし、中谷美紀と藤木直人が恋愛を成功させる秘訣をレクチャーしてくれるドラマ『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS)も藤木演じる、料理人の恋愛マスター・十倉の格言をメモってアンチョコにしよーかと真剣に検討しているほどハマっております。

あと、木村佳乃の怪演っぷりが楽しみな『僕のヤバイ妻』(フジ)も、秘書役の小池栄子がいい味を出している嵐・大野主演の『世界一難しい恋』(日テレ)も、SMAP・稲垣のサイコっぽいマザコン夫がハマり役の『不機嫌な果実』(テレ朝)も。

そしてTBSのドラマ『重版出来』も毎週、待ち遠しい!
黒木華演じる主人公の脇をかためるのは今の日本を代表する、愛すべき「怪優」そろいぶみ。とにかく配役が最高なのです。

さて、『重版出来』第5話に「運をためる」というストーリーが登場しました。

この「運をためる」。
とても実用的な内容に思えたので、備忘録として書いておきます。

カンタンにまとめると、こんなストーリーです。

編集者の黒沢心(黒木華)は尊敬する先輩編集者・五百旗頭敬(いおきべ けい、オダギリジョー)から編集者としての「技」を盗むため、ストーカーみたく彼を観察します。
あらゆる場面で五百旗頭をチェックした結果、彼はひそかに「得を積む」人間であることがわかりました。

コンビニで買い物をしたら、おつりを募金箱へ入れる。
信号無視をしない。
高齢の方など、困っている人に遭遇したら率先して助ける。

など、五百旗頭の行いは善人以外の何者でもないのです。
「陰徳を積む」ともいえます。

なぜ。彼はそういう行動をとるのか?

「運をためる」
と、五百旗頭は話します。

その「運」をためるとどうなるか?

五百旗頭がいうには、運をためておくと自分が本当に運を使いたい時に返ってくるそう。
編集者である彼の場合は、自分が担当している漫画家の作品に重版がかかるのも、運を使うことの1つ。

自分が良い行いをすれば、そして辛い時はガマンをすれば「運」がたまり、ここぞ!という時に運を使える。
つまりは、自分も幸せになれるということ。
運をためる言動を積み重ねることで、そう信じられるようになるのだと思います。

これは心理学のコトバでいえば「自己成就予言」。
たとえ根拠のない思い込みでも、その予言を信じて行動することで、現実はその予言通りにつくられていく、というもの。

言ってることとやってることがチグハグといわれる人がいますが、そういうタイプは「自己成就予言」的にはソンですね。「運をためる」行動をする以前に、言葉と行動を同期させるべきです。

なわけで、常日頃の言葉と行動が一致している彼、五百旗頭は自分の身でもって「運がたまる」ことを確信できているから、ここぞという時にツキがまわってくるのだろーな、と思います。

※この五百旗頭役のオダジョーの演技や雰囲気がまた、説得力があるのさ(^o^)

ドラマ『重版出来』の運についてのシーンを見ながら、ふと思い出したのは「欽ちゃん」こと萩本欽一さんが、運について独特の自論を語ってらっしゃる著書。

この本を読むと、不幸な状況や苦しい体験は、運をためる絶好のチャンスであると思えるはず。
こちらは後日、紹介したいと思います。

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