トヨタ自動車が医療・介護用ロボットを初めて実用化

ニュースと考察

トヨタ自動車が下半身まひの人に向けて、リハビリを支援するロボットを商用化し、医療機関に向けてレンタルをスタートすることになりました。

 商用化する「ウェルウォークWW-1000」は5月から受注を始める。脳卒中などでまひした脚に、膝の曲げ伸ばしを助けるロボットを装着し、歩行訓練をサポートする。動作は前方のモニターで確認できるほか、患者の状態に合わせて補助の強弱を調節できる。トヨタによると、ロボットを使わない場合に比べて回復が早まるという。

藤田保健衛生大(愛知県豊明市)と共同開発した。レンタルの希望価格は1台当たり月額37万8千円で、初期費用として108万円が別途かかる。3年程度で100台の貸し出しを目標とし、アジアや欧米など海外展開も検討するという。

 トヨタは医療や介護、家事支援など幅広い分野でロボットの実用化を目指す。昨年1月には、米国に人工知能(AI)の開発研究拠点「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」(TRI)を設立。TRIで開発したAI技術を、会話などが可能な「自律型」のロボットに採用する考えだ。

 12日の会見で磯部利行常務役員は「ロボットにAIを結びつけて(性能の)良さを出していきたい」と述べた。

 トヨタは医療機関向けのロボットに加え、将来は、家庭用介護ロボットの実用化も目指す方針だ。

産経新聞 4/13(木) 7:55配信より引用

トヨタは自動車メーカーとしてあまりにも有名ですが、長年培ってきた技術を他分野でも生かすことに。
会話ができる自律型のロボットとは、ペッパーみたいなタイプかしら。ビジュアルも含め、気になります。

高齢社会は、ロボットが影響力をもち、ロボット事業が社会を牽引する、モータリゼーションならぬロボタリゼーション(ロボッタリゼーション)の時代になるのでしょうか!?

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