日本のOVER60は素敵すぎる!

2020年2月11日本の紹介

この写真集、モデルとして登場するのは銀座や表参道を歩いていた60歳以上の方たち。
タイトルは「OVER60 Street Snap ―いくつになっても憧れの女性」。

昨年リリースされたこの写真集。話題を集めているので、手にとった方もいらっしゃるでしょう。
OVER60の方々が、オシャレで、ときにはぶっ飛んだファッションで登場されています。

日本にもいたんだー、年齢を重ねた、こんな素敵な人たちが!と感嘆したのは言うまでもありません。

写真集の被写体となった方たちを見るたびに、年齢を重ねるのって悪いものじゃないな、としみじみ思います。
この写真集の著者はMASA&MARIさん。ともに20代の男女。ユニット「L’idéal (リデアル)」を結成し、2013年1月から銀座や表参道でイカしたシニア世代に声をかけて、撮影をはじめられたのだとか。

あ、最近はシニア世代ではなく、60代以上の方たちを「プラチナ世代」とよぶのだそうですよ。
日本人は新たな呼び方を考えるのが好きですからね^^;

このL’idéalさんのサイトには、素敵なおじいちゃん、おばあちゃんたちが登場されてます。
20代という若い感性のアンテナにふれるセンス(ファションや美意識とか)のある方たちは、世界に向けて自慢したくなるほど。

さて。
こういう写真集が制作され、世の中にリリースされ、支持される背景には、OVER60世代のファッション市場価値が高まっていることも考えられるでしょう。

すでに世は高齢化社会。
総務省の人口推計(平成26年10月1日現在)によると、65歳以上人口は3300万人で、前年に比べ110万2千人の増加となり、初めて年少人口の2倍を超えました。
そして、65歳以上人口の割合は26.0%となり、過去最高に。
75歳以上人口の割合は12.5%となり,初めて8人に1人が75歳以上の人口に。

●追記  平成30年年9月15日の総務省が発表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は3588万人。
65歳以上人口は3557万8千人で,前年に比べ42万6千人の増加。この割合は28.1%で過去最高です。
70歳以上人口は2621万人で,前年に比べ97万9千人の増加。この割合は20.7%と初めて2割を超えました。

昔は洋服でも、若者と高齢者とでは、選ぶアイテムも買うお店も、ちゃんとすみ分けされていたように思います。

しかし、今や、ユニクロやH&Mに行っても、若者とシルバー世代が同じファッションを選ぶことは珍しいことではなくなりました。

そんな若い感性を持つOVER60の人たち。
この世代を対象にしたファッションやムーヴメントなどが起爆剤となり、これからの経済を活性化させていくような気がします。

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