食べられるほおずき(ストロベリートマト)のお話

食べもの

上の写真は食べられるほおずき。
橙色はおなじみだけど、緑色のは珍しい! どんな味かしら?

好奇心のおもむくままに購入してみました。

秋の落ち葉を思わせる褐色の皮を剥きます。

すると、グリーントマトのような果実が(写真)。
そのまま口に放り込み、果皮を噛むとパイナップルに似たフルーティーな果汁にあふれ、うん、これは今まで食べたことのない味わい!

1つ食し、2、3つと口に入れると、カーンと晴れた南国のよどみない空と雨が降った後の土のにおいに混じった湿って気配を運んできてくれるよう。

ところで、ほおずきって美容にも効果が期待できるのですよね。

ビタミンAをはじめ、ビタミンC、鉄分、カロチンなどが含まれ、そして注目を集めているのが「イノシトール」という成分。

このイノシトールって女性にうれしい成分なんですよ。
これはビタミンB群の栄養素で、ほおずきの他、トマトやすいか、じゃがいも、米ぬか、豆類などにも含まれています。

イノシトールは気分を安定させる作用や老化を抑制する効果などが期待できるといいます。
脂肪の蓄積を防ぐ働きも(「抗脂肪肝ビタミン」といわれる)あるので、脂肪肝や肝硬変の予防・治療の薬としても使われているのですよ。

また、女子が注目したいのは保湿のちから。
化粧品にも配合されていますね。
有名ドコロでは、資生堂エリクシールとか。

食べると美容と健康によいことありそーな、ほおずきは漢字で書くと「鬼灯」。
一説には、ほおずきがお盆飾りにも使われることもあり、真っ赤な実が鬼火(人魂)が灯っているようにも見えることに由来するといわれます。

そして別名は「輝血(かがち)」。
この漢字を「鬼灯」に並べると、なんというのでしょうか「魔」のようなものを感じさせます。

「鬼灯」「輝血」の漢字を意識しながら、ほおずきを1つ2つと口に入れると、ちょっと面妖な気分になってしまいます。
お味はこのうえなくトロピカルなのに!

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