お肉でガッツ! 韓国でカルビを食べるならアノ街へ!?

2016年6月8日食べもの

夏をのりきるスタミナ料理。
先日は高齢者に牛肉をオススメする記事を書きました。

牛肉を食べるなら焼き肉を好む方も多いと思います。
そのためにお隣の韓国へ足を運ぶ方も。

焼き肉の本場が韓国なのかどうか諸説ありますが、韓国には牛肉を使う料理が多いのはたしか。
牛肉ではないけれど、サムギョプサル(豚の三枚肉)のお店もたくさん。
土曜日の夜、ソウル・鍾路の路上に続くサムギョプサル屋台で、お肉を大量の野菜で包んで食べる、夥しい数の韓国人に圧倒されたことがあります。
すごい! 彼らがタフなのはお肉が源なのかしら!?

さて、味付けカルビの本場が、ソウル特別市から特急で30分のところにある歴史都市、水原(スウォン)。
2002年のサッカーワールドカップの際にワールドカップ競技場が建設され、その後もソウルからの地下鉄が延長され、企業団地としても発展しています。

ここにはユネスコの世界遺産に登録されている「華城(ファソン)」とそれを囲む長い城壁があります。
李氏朝鮮王朝末期に造られた華城は韓国の歴史ドラマが好きな人には知られているかもしれません。
ここはよくドラマのロケに使われているのです。
『イ・サン』『チャングムの誓い』『屋根部屋の皇太子』など。

■骨付きの特大カルビをサンチュとエゴマの葉で

歴史都市である水原の名物といわれるカルビは、骨付きの特大牛カルビ。
その特徴は骨付き肉の大きさが普通の2~3倍ほどあることと、塩ベースの味付け。
水原名物のカルビは1960年代に水原・永東市場にあった酔い覚ましスープのお店が開発した、炭焼きの味付けカルビがルーツだとか。

注文すると、見るからに豪快を絵に書いたような骨付き牛肉が。
食べ頃になると、お店の人がハサミで切り分けてくれます。

ジュワジュワと胃袋中枢部にささる焼音。
そして食欲をかきたてるお肉の焼けるにおい。
このカタマリをお口の中に入れた時の幸福感といったら!

写真にはほとんどうつっていませんが、副菜もたっぷり出てきました。
韓国の食事で嬉しいのは、この副菜がテーブルいっぱいに出てくること。
キムチ、ナムル、玉子焼き、ケジャンなどなど。
おかわりOKなお店もありますね。

焼肉を食べる時の相棒はなんといっても、サンチュとエゴマの葉。
このサンチュはビタミンCがとれ、血中のコレステロールを下げてくれます。

エゴマの葉にはβカロテンやビタミンC、ビタミンEが豊富。
これらは抗酸化作用が強く若返りビタミンとも呼ばれています。
免疫力を高め、体内の活性酸素を押さえ、老化の防止にも。

ワシワシたっぷり食べて夏を乗りきりましょう!

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