ホンダとグーグルが提携。将来は「完全自動運転車」が走る!?

2017年1月13日ニュースと考察

ホンダがグーグルの傘下に持つ持株会社「Waymo(ウェイモ)」社と提携し、「完全自動運転車」の共同研究を始めることを発表。
ホンダの車にグーグルが研究開発した人工知能(AI)などを搭載し、アメリカ内の一般道で実証実験を行うそうです。

 ホンダの開発子会社、本田技術研究所と、グーグルの持ち株会社傘下で自動運転の開発を担う子会社のウェイモが、共同研究を始める覚書を交わした。ウェイモの自動運転用のセンサーやAIをホンダ車に搭載。ワシントン、カリフォルニア、テキサス、アリゾナの4州で走らせ、AIの開発に必要なデータなどを集める。どんなデータを共有するかなど、詳細は今後、両社の技術チームで詰める。

 ホンダは、高速道路に限った自動運転を2020年ごろに実現させる目標を掲げているが、トヨタ自動車などに比べると開発資金に限界がある。自動運転用AIの開発で先行するグーグルと組むことで、研究開発の一部を補う狙いがある。

 グーグルは、走行実験で自動運転を学ばせたAIを核にした完全自動運転システムを、自動車メーカーなどに売り込むことを狙っているとみられる。今年5月には、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とも提携し、同様の共同研究を進めている。(榊原謙)

朝日新聞デジタル 12/22(木) 7:00配信 より引用

何かと話題になっている「自動運転車」ですが、ひとえに自動運転とはいえ、レベルが0~4まであります。
こちらを参照。

ホンダとグーグルの提携は「レベル4」の完全自動運転を目指すもので、ドライバーが全く関与しない状態で運転できるクルマということですね。

2016年は日本でも自動運転車の実証実験が行われましたが、来年は活用段階に入るでしょうか。
ドローンもしかりです。
いずれにしてもオリンピックが行われる2020年には今まで考えられなかったイノベーションが登場し、当たり前に使われる世の中になっているのかも。

関連エントリー
座ったまま動ける!日産が開発した自動運転機能を搭載したイス
移動型「行政サービス」。お買い物や救護も。奈良県葛城市
高齢者の外出支援。タクシー利用券が復活!那須塩原市
世界初。シンガポールで自動運転タクシーが公道実験!
自動運転バスによる移動サービス「ロボットシャトル」スタート
2020年までに自動運転タクシーデビュー。高齢者の事故率は下がるか