6月27日はヘレン・ケラーにちなんで「奇跡の人の日」

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あす6月27日は「奇跡の人の日」です。
アメリカの社会福祉事業家、ヘレン・ケラー(1880年生まれ)の誕生日がこの日だったことから、制定されました。

「奇跡の人」といわれるヘレン・ケラーは2歳の時に猩紅熱(しょうこうねつ)にかかり、目、耳、口が不自由になります。
わがままに育ったヘレンですか、家庭教師アン・サリバンの厳格かつ献身的な教育によって読み書きを覚え、言葉を発する練習をし、ハーバード大学に入学するまでに。

そしてサリバン先生とともに政治や社会福祉の活動に従事し、活動家として国内外で講演し、著書などを世に出した彼女。

少女時代の彼女について最も語られているエピソードが「water」事件です。

1887年4月5日、ヘレンはサリバン先生と散歩中に井戸へ立ち寄った時のこと。
サリバン先生はヘレンの手に水を注ぎながら「w-a-t-e-r」と指文字(指話法)で何度も繰り返し、綴りました。

waterとは「水」のことだ!

言葉とモノ(水)を結びつけることができた瞬間でした。彼女は、すべてのモノが名前をもっていることに気がついたのです。

私はその時、 w-a-t-e-r という綴りが、私の手の上を流れている、この素晴しい、冷たい物を意味していることを知ったのです。この生き生きとした単語が、私の魂を目覚めさせ、光と希望と喜びを与え、(暗黒の世界から)解き放ったのです。
出典:ヘレンケラー第2章(2)

いつもこのエピソードについて感慨深く思うのは、サリバン先生がヘレンにたいして決してあきらめなかったこと。
この人なくして「奇跡の人」はあり得なかったのでは?

人生を大きく変えるきっかけを与えてくれたサリバン先生に出会えたヘレン・ケラーは日本にもご縁があり、3度の来日も果たしているのですよね。
東京、そして広島・宮島を訪問されています。
なんと、日本で出会った秋田犬もアメリカで飼っていたそうです。

さて、今日のこの記事を読んでくださったあなたにヘレン・ケラーのこの言葉を捧げます。
心に寄り添えることを願って。

元気を出しなさい。
今日の失敗ではなく、 明日訪れるかもしれない成功について考えるのです。

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